医学的で少し怖い感じがしますよね?歯周病!?でも、いったいどんな病気なの?簡単に言うと、歯茎におきる病気の一種で、最近猫ちゃんに多い病気の一つです。食べかすや細菌が歯茎に溜まって歯垢となり、掃除しないと歯石になってしまうのです。
その結果、歯肉炎を引き起こし、歯肉が化膿したり、膿が出たりします。そうすると、口臭がきつくなり、猫ちゃんにとっては苦痛と刺激になります。
歯周病は、歯の炎症から始まり、歯肉炎へと発展していきます。また、歯肉が徐々に退縮し、歯や歯根が露出してくることもあります。歯根全体が露出している場合は、獣医さんに診てもらう必要がありますが、事前に治療するようにしましょう。
この病気は歯茎の下に隠れやすいので、獣医は猫のレレントゲンを撮る必要が出てくることがあります。症状の60%までが歯茎の下に隠れています。レントゲン検査では、歯根の密度と鋭さが失われていることがわかります。さらに進行すると、患部の歯根の周囲の骨が失われていることがわかります。
歯周病の治療法は、猫によって、また歯周病の進行度によって異なります。歯周病の初期段階では、歯石をコントロールし、細菌が猫の口の中に住み着くのを防ぐことが重要です。獣医師から、より注意深いデンタルケアの方法を教わることもあります。そのためには、ペット用歯磨き粉を使った毎日の歯磨き、専門家によるクリーニング、そして場合によってはフローライドを処方してもらうこともできます。
それ以上の段階では、専門家による歯と歯茎の間の清掃と抗生物質の投与による治療が行われます。しかし、歯周病が進行している場合は、骨の置き換え、スプリント、組織再生治療などを考慮しなければならないかもしれません。
しかし、予防は治療よりも重要であることを忘れないでください。 毎日の歯磨き、健康的な食事、獣医による定期検診は、歯周病を防ぐのに大いに役立ちます。
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