コリー犬種を飼っている飼い主さんにも安心な
ネクスガード&ネクスガードスペクトラ

イベルメクチンは使用されていません。

コリー犬種を飼っている飼い主さんには、ノミ・マダニのお薬を選ぶのは大変でした。
犬のノミ・マダニのお薬は、今では種類が豊富で、投与方法も違うためたくさんのオプションがあります。

ここでは、コリーについての寄生虫駆除対策についてのお薬について書いてあります。

コリーなどの犬種(ボーダーコリー、シェットランドシープドッグ、毛の短いスムースコリー、似ている犬種でオーストラリアン・シェパードなど)では、寄生虫駆除の特有の成分が体内に入ると、遺伝子的に非常に重い副作用に見舞われることがあるので、注意しなければいけません。

日本でコリーが有名になったきっかけは「名犬ラッシー」のアニメが放映されてからでした。牧羊犬として生活するコリーは大変賢く、飼い主に従順で、その運動量にも驚かされます。

犬のフィラリア症予防薬として昔から使用されている有効成分「イベルメクチン」。この有効成分は、本来は哺乳類には反応しない安全なお薬で、「線虫」などの内部寄生虫の神経伝達をブロックし駆除(死に至らしめる)するという大変活用的なお薬となっています。
「イベルメクチン」は2015年、ノーベル生理学、医学賞を受賞された大村智氏が発見した、新種の放線菌を元に作り上げられた経口駆虫薬となっています。犬に使用されるこの有効成分は、通常フィラリア症予防として使われ、たくさんのお薬に配合されています。このお薬は、本来なら体内で吸収されてから脳内にまで入り込み、何らかの薬用作用を示すはずなのですが、実際には神経症状を引き起こす事はほぼありません。このメカニズムには「P糖タンパク質」という物質が大きくかかわってきます。この「P糖タンパク質」は、毒性を有する化合物や代謝によって排出される産物を、細胞の外へ追い出すという役割を担っています。腸、肺、腎臓、血液脳関門の毛細血管内皮細胞の細胞膜上に存在しており、数多くあるタンパク質の一種です。一般の哺乳類、名前が挙げられていない犬種たちは「イベルメクチン」が脳内へ侵入できないよう、この特殊な「P糖タンパク質」により、血液脳関門でブロックされる働きがあるからなのです。

しかし、上記にあげたコリー犬種には、この「P糖タンパク質」作るためのMDR1遺伝子に異変が起きているため、本来脳内へ侵入するのを防ぐ役割が果たせず、「イベルメクチン」が体に害を及ぼす結果となっているのです。

症状にはふらつきや意識の遠のきなど、重症化すると犬が亡くなってしまうケースもあります。
高い確率(50~80%)で、コリー犬種の犬がこのMDR1遺伝子に以上があることが確認されていますが、全てのコリー犬がこのMDR1 遺伝子の欠陥に脅かされているわけではありません。フィラリア症予防のお薬として「イベルメクチン」の使用を考えているのなら、薬剤耐性があるかどうかの遺伝子検査をすることによって可能かどうかがわかります。

ネクスガードスペクトラの有効成分は「アフォキソラネル」と「ミルベマイシンオキシム」で、コリー犬種には安全なお薬となっています。
ネクスガードスペクトラは、チュアブルタイプのお薬で、これ一つでありとあらゆる外部寄生虫と、更には内部寄生虫まで一気に駆除・予防ができるオールインワンタイプのお薬となっています。

一番の強みは、このお薬でフィラリア症までが予防できるという事です。

  • ノミの駆除・予防
  • マダニ
  • フィラリア症予防
  • 犬回虫
  • 犬小回虫
  • 犬鉤虫
  • 犬鞭虫

など、外部寄生虫だけでなく、内部寄生虫、おなかの虫にまで効果があります。

犬回虫100%、犬小回虫100%、犬鉤虫99.9%、犬鞭虫99.9%の効果が確認されています。

ネクスガードスペクトラは投与後30分以でノミの駆除が始まり、6時間以内に全てを駆除するという即効性もあります。

マダニに関してはネクスガードスペクトラは24時間以内に素早く効果を発揮し、ノミ・マダニに対し99%以上の確率で予防・駆除ができます。

フィラリア症予防は100%で、これ一つで、高い効果を発揮することが証明されています。
有効成分はノミ・マダニに効果のある「アフォキソラネル」と、犬糸状虫症(フィラリア症)予防薬の有効成分「ミルベマイシンオキシム」となっており、これは上記に述べたおなかの寄生虫に高い効果があります。

ネクスガードスペクトラはチュアブルタイプなので、皮膚が弱いわんこにでも安心して使用でき、シャンプーなどを気にする必要もありません。
嗜好性のいいソフトチュアブルタイプで、わんこが喜んで食べる「おやつタイプ」のお薬です。ノミ・マダニの駆除効果は1か月持続し、毎月の投与によって100%のフィラリア症予防ができます。